01
昨年は、コロナ禍が長期化する中でも少しずつ日常を取り戻し、すみだボランティアセンターの事業も従来の内容に近いかたちで実施することができました。
ボランティアまつりでは、対面でのボランティア体験や恒例のボランティア団体によるバザーも再開しました。今年こそは、以前のような広い会場で開催したいと思っています。
ボランティアに関する講習や講座では、実施内容によってキャンセル待ちが発生する状況が見られました。新しい生活様式の定着とともにボランティア活動への関心が高まっていることを実感しています。前向きな気持ちで活動ができるように令和五年は、明るい話題が多い一年となることを願ってやみません。
本年も、すみだボランティアセンターは、誰かの笑顔のために何かを始めたいという想いを持つかたがたをサポートできるよう、より一層精進してまいります。
皆さまの益々のご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。
令和五年 元旦
すみだボランティアセンター 職員一同
02
すみだボランティアセンターで活動している花壇ボランティアは、毎年「緑のカーテンコンテスト(墨田区環境保全課主催)」に応募をしています。この度、6年連続の入賞を果たし、伝説のカーテン部門で伝説のカーテン賞を受賞しました。花壇ボランティアの皆さま、誠におめでとうございます。
花壇ボランティアは毎週火曜日(雨天、祝日を除く)に活動をしています。花や緑が好きで、植物を育てることやガーデニングに興味があるかた、見学だけでも大歓迎です。どうぞお気軽にお越しください。
墨田区職員(左)と花壇ボランティアの皆さま
夏の日差しを遮る緑のカーテン
室内から見た様子
03
“たんぽぽ”は「障害の有無に関わらず、誰もが子育てをしやすい環境をつくる」ことを目的に、2022年9月1日に設立し、すみだボランティアセンターのボランティア団体として登録しています。保育士や手話通訳士(者)、おもちゃコンサルタントのかたがたがメンバーとなり、東京おもちゃ美術館の協力を得ながら活動をしています。
足形ぺったんクリスマス
12月4日(日)、すみだボランティアセンターにて、活動の様子を見学させていただきました。
お部屋には絵本、ボードゲーム、積み木など30種類以上のおもちゃがあり、親子が自由に遊びを楽しんでいました。自由遊びスペースの他に足形でクリスマスツリーをつくる『足形ぺったんクリスマス』というコーナーがあり、参加した子どもたちはくすぐったいと笑いながら楽しんで制作していました。
また、遊びの途中で、手話通訳付きの劇『うさこちゃんのクリスマス』がはじまり、サンタクロースが現れて子どもたちにブローチをプレゼントしていました。
たくさんの楽しい仕組みで子どもたちの笑顔が溢れる時間となりました。
“たんぽぽ”の皆さま、見学させていただき、ありがとうございました。
04
11月29日(火)、菊川小学校3年生の授業にて、視覚障害のある木村多恵子(きむらたえこ)さんが講話を行いました。
事前に視覚障害者疑似体験を行い、様々な感想を持った児童たちの多くの質問に、丁寧にお答えいただきました。「一人暮らしで大変なことは何ですか?」という質問には「食べ物をこぼして服にシミをつけてしまった時に、正しくシミの部分を洗うことが難しい。」、「郵便物がどこから届いているのかわからないことは、ドキドキもするけどワクワクもする。」とお答えになっていました。また、木村さんが持参した点字の花の図鑑やトランプなどを児童は興味津々に触って楽しんでいました。
講話で木村さんは、「困っている人がいたら、優しく声をかけて助けてあげてほしい。」という言葉を何度も口にし、児童に伝えていました。
木村さんは、今回の授業を最後に福祉教育の講師を引退されました。長年、区内の多くの学校で講話をしていただき、本当にありがとうございました。
木村多恵子さん
点字に触れる児童の様子
05
新型コロナウイルス感染症の影響により、ボランティア募集を中止している場合があります。詳しくは、各申込先へお問合せください。
06
ボランティア説明会は、ボランティアを始めるかた向けの説明会です。
〝ボランティアとは〟から、活動の際の注意事項、ボランティア保険の説明、活動先の紹介をします。
関心を持たれたかたは、お気軽にご連絡ください。
すみだボランティアセンター
電話 03-3612-2940(平日9:00~17:00)
07
12月3日(土)、すみだボランティアセンターにて災害ボランティア講座を行いました。
今回は、災害時の救助、救出および避難の際に役立つロープワーク術を学び、災害に備えて防災意識を高め、災害ボランティアについての理解を深めることを目的として開催されました。
講師には、特定非営利活動法人日本防災士会東京支部の村岡孝次氏と中村幸雄氏をお招きし、巻き結びやもやい結び、ロープ同士を結ぶ方法、ロープに結び目を素早く作る方法などを教えていただきました。簡単にはほどけない結びかたは災害時にも日常にも役立ちそうなものばかりです。
参加者の皆さまからは「活動している地域で災害時に活かせるよう参考にしたい。」「備蓄しているものを見直したい。」などの声をいただきました。「本やマニュアルでは見たことがあっても実際にやってみないと分からなかった。」との声もあり、参加者同士、覚えることに苦労しながらもお互いに教え合いながら、和気あいあいと参加されていたのが印象的でした。
今後もすみだボランティアセンターでは、災害ボランティアに関する講座を定期的に開催します。
もやい結び
グループワークの様子
08
発行
墨田区社会福祉協議会すみだボランティアセンター
墨田区東向島2-17-14
TEL:03-3612-2940 / FAX:03-3610-0294
E-mail:vc@sumida-shakyo.or.jp
このサイトをSNSでシェアする