災害時には「被災者・被災地のために何かしたい」と、全国からボランティアが集まってきます。活動内容は災害の規模や被災地の状況によりさまざまですが、「被災者に寄り添う」「被災者の壊された『くらし』をつくりなおすことを一人の同じ人として、ささえようとする」のが「災害ボランティア」です。
「『災害ボランティア』は被災地に行かないとできない活動だ」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。被災地に行かなくてもできる活動(寄付活動、被災地の物品の購入、物資の送付など)がたくさんあります。災害時であっても、「無理なく、できることをできる範囲で行う」ことは、普段のボランティア活動と変わりません。
災害とは、「いのち」が奪われること、「くらし」が壊されることです。大規模な災害が起こると、たくさんの困りごとが発生しますが、被災者を支援しようと全国から多くのボランティアが集まってきます。被災者の困りごとを的確に把握し、集まってきたボランティアと結びつけ、安全に活動が行えるようにすることが災害ボランティアセンターの重要な役割になります。
墨田区において大規模な自然災害(地震・風水害等)が発生した場合、「墨田区地域防災計画」に基づき、墨田区からの要請によって墨田区社会福祉協議会が『墨田区災害ボランティアセンター』を設置・運営することになっています。
墨田区社会福祉協議会では多くの職員を被災地に派遣し、災害ボランティアセンター運営の経験とノウハウを得ています。また、「墨田区災害ボランティアセンター運営マニュアル」を作成し、災害ボランティアセンターの立上げ訓練を定期的に実施しています。
近年、各地で大規模な自然災害が発生しています。そしてボランティアは、災害時の復旧・復興に欠かせない存在となっています。
そこで、災害時の復旧・復興支援を行う災害ボランティアに特化した「ボランティアの登録制度」を創設し、登録を開始しました。
ぜひ皆さんの登録をお待ちしております。
(登録条件)
墨田区で活動できる高校生以上のかたで、災害ボランティアに関心のあるかた
(登録方法〉
墨田区災害ボランティア登録要綱をご確認の上、すみだボランティアセンターまたはすみだボランティアセンター分館にご来所いただくか、登録用紙に記入し、郵送(墨田区東向島2-17-14)・FAX(03-3610-0294)またはメール(vc@sumida-shakyo.or.jp)にてお申込みください。登録要綱・登録用紙各種は下記からダウンロードできます。未成年のかたについては保護者の同意書が必要です。
(登録後の活動)
・ 登録された方には、被災地のボランティア受け入れ情報などをお知らせします。参加の判断は各自でお願いします。
・ 災害ボランティアに関する研修や訓練についてご案内します。研修や訓練を通して、日頃からのつながりを大切にしたいと考えています。積極的にご参加ください。
※墨田区災害ボランティア登録制度に先駆けて行った墨田区災害ボランティアプレ登録の受付は終了しました。
出典:(一財)消防防災科学センター「災害写真データベース」
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