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新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、本誌に掲載されている記事は、内容が変更または中止となる場合があります。
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墨田区社会福祉協議会は、社会福祉法に基づき設置された社会福祉法人で、地域福祉の推進を図ることを目的とした公益性と自主性を持った民間の非営利団体です。
町会・自治会などの住民組織とボランティア、民生委員・児童委員、社会福祉施設の関係者等の社会福祉事業関係者によって構成されています。
とりわけ民生委員・児童委員との関係が深く、当協議会は昭和35年5月30日に民生委員による社会福祉協議会設立運動により、任意団体として設立されました。当時の役員は民生委員だけで構成されていました。現在も、地域における福祉に関する実情に通じていらっしゃることから、多くの民生委員・児童委員に理事や監事、評議員として経営に参画していただいています。
また、当協議会は民生委員に「社協協力員」を委嘱させていただき、様々な事業にご協力いただくとともに、当協議会の運営を支えていただいています。
墨田区民生委員・児童委員協議会 会長 鎌形 由美子
私が民生委員・児童委員になって四半世紀が過ぎ、世の中が大きく変わり、それにつれて福祉制度も大きく変わってきました。
最近では地域共生社会づくりに向け、民生委員と社協そして社会福祉法人がチームを組んで取り組むことが期待されています。
墨田区では各町会・自治会で「ふれあいサロン」や「小地域福祉活動」が盛んで、多くはその立ち上げに民生委員が関わり、社協と一緒に活動を続けています。この活動は地域にお住まいのかたがいきいきとし、助けあいの輪が広がるとともに、社協を知らなかった町の人たちに社協をよく知ってもらう、その重要性を認識してもらえるという、双方にとってメリットがあります。これからも更に多くの町会・自治会で「ふれあいサロン」や「小地域福祉活動」が立ち上がることを期待しております。
墨田区では最近マンションが急激に増え、住民意識が変わりつつある中にコロナ問題が発生し、社協も民生委員もここのところ活動が制約されております。この苦難を乗り越えて新旧住民が理解しあい、笑顔あふれる町となるように社協と協力しあっていきたいと思っています。
小地域福祉活動やふれあいサロン、拠点型ふれあいサロンは、住民同士のつながりを強め、お互いが支えあい・助けあえる地域づくりを目指す活動です。
本年7月現在、小地域福祉活動が33地区で、ふれあいサロンが15地区で、拠点型ふれあいサロンが4か所で行われています。立ち上げからその後の活動、運営など様々な面で、民生委員の皆様に深く携わっていただいています。
拠点型ふれあいサロン(第三吾嬬小学校)
所得の少ない世帯、障害者や介護を要する高齢者のいる世帯に対して、資金の貸付と必要な相談を行うことにより、その世帯の経済的自立と生活意欲の助長促進を図り、安定した生活が営めるようにすることを目的としています。
民生委員・児童委員の皆様には、貸付から返済完了までの過程で相談や支援を行っていただいています。
「歳末たすけあい運動」で集められた募金の一部は、在宅で生活している20歳未満の重度の障害をお持ちのかたに、毎年12月にお見舞金として贈呈しています。
民生委員・児童委員の皆様には対象となるかたのご自宅へお届けいただいています。
当協議会は、墨田区からの補助金・委託金のほか、区民の皆様からのご寄附や会費・賛助会費などを原資として、さまざまな地域福祉活動を展開しています。
また、毎年12月には共同募金の一環として「歳末たすけあい運動」が行われております。区内で寄せられた募金は、その全額が区内の地域福祉活動に活用されています。
民生委員・児童委員の皆様には、個別に世帯や商店などを訪問していただき、会費・賛助会費や募金の取りまとめをご協力いただいています。
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当協議会の理事会および評議員会において、令和2年度の決算が承認されましたのでお知らせします。
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「すみだファミリー・サポート・センター事業」は、お子さんの豊かな未来を願って、地域で支えあう子育てを目指しています。お子さんの預かりや送迎等を、地域のかたたちで行っている相互援助の子育て支援活動です。20歳以上の心身共に健康で、子育ての援助に理解と熱意のある墨田区在住のかたであれば、資格は不要です。
センターが開催する養成講座(事業説明・保育理論・保育実習)および各自で普通救命講習を受講いただき、サポート会員として登録後、地域の子育て支援活動に参加いただきます。まずは下記の講座にお申込みください。
講座風景
1 | とき | 9月9日(木)午前9時~午後1時半 |
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ところ | すみだボランティアセンター (東向島2-17-14) |
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定員 | 8人 | |
2 | とき | 12月10日(金)午前9時~午後1時半 |
ところ | すみだボランティアセンター分館 (亀沢3-20-11関根ビル4階) |
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定員 | 10人 | |
3 | とき | 令和4年2月19日(土)午前9時半~午後2時 |
ところ | 文花子育てひろば (文花1-20-7) |
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定員 | 6人 |
すみだファミリーサポートセンター
電話 03-5608-2020
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地域福祉プラットフォーム「キラキラ茶家」、「ガランドール」では、地域のかた向けの夏休み企画を開催します!第1弾では東京大空襲を体験されたかたたちの記録映像の上映会を行います。第2弾では、地域のかたによるご協力のもと、空き瓶を使ったスノードームを作ります。
たくさんのかたのご参加をお待ちしています。
(協力:スミダSGEP)
(協力:亀一うきうき福祉委員会)
地域福祉活動担当
電話 03-3614-3900
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小地域福祉活動は、見守り・声かけや、ふれあいサロン、戸別訪問など、それぞれの地域に合った内容で、住民主体で行われている活動です。
寄り会い処石二は、平成28年5月にサロンを立ち上げ、平成31年5月に小地域福祉委員会に移行し、今年の5月に5周年を迎えました。
月に1回ふれあいサロンを開催し、参加者のかたが趣味や特技を披露するなど、交流を図っています。
活動内容についてもアンケートを行い、皆さんが楽しめる内容を考えています。
現在は新型コロナウイルスの影響により、以前のような活動はできませんが、状況に応じて訪問を行ったり、軽食を取りに来ていただき近況を伺ったりと、活動方法を工夫しながら地域のかたとの交流を継続しています。最近は訪問の際にワクチンの接種について伺い、希望されていても予約が困難なかたには助言を行うなど、その時の状況に応じた活動を行っています。そのような活動を通してできた関係から、日ごろの地域の中での見守り活動につながっているようです。
感染予防のうえ軽食を配布しました
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などのテーマについて講師を派遣します。
お気軽にご相談ください。
すみだ福祉サービス権利擁護センター
電話 03-5655-2940
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長年勤めた会社を退職した後、生まれ育った地域に恩返しをしたいと思い、漠然とボランティア活動などを考えていました。そのような中、市民後見人養成研修のチラシを目にしました。福祉関係の知識は無く、これまで興味の無かった分野でしたが、思い切って受講しました。
私が担当しているかたは、88歳の男性のかたで認知症状があります。ご本人がグループホームに入居する際に、後見人として選任されました。月々のお金の管理や身の周りのこと以外に、施設入所に伴うアパートの賃貸借契約解除や居室撤去作業の手配などを行いました。また、昨年は生活保護の申請をしました。初めての事ばかりで戸惑うこともありましたが、監督人の社会福祉協議会に相談しながら一つ一つ進めました。
昨年からのコロナ禍では、高齢者施設の面会が難しくなっています。ご本人にお会いできないことが多く、体調や生活の様子を施設担当者に電話で聞いています。また、以前のようにお会いしていろいろお話を伺いたいと思います。
これからも初心を忘れずに、市民後見人として社会のお役に立てればと思います。
市民後見人養成研修修了生 日達 浩造さん
社会福祉協議会は監督人として、市民後見人が活動中に不安にならないよういつでも相談できる体制を整えています。市民後見人が安心して活動できるようサポートしています。
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「生活福祉資金貸付制度」は、所得の少ない世帯、障害者や介護を要する高齢者のいる世帯に対して、資金の貸付と必要な相談支援を行うことにより、その世帯の生活の安定と経済的自立を図ることを目的とする社会福祉制度です。
資金の種類ごとに貸付条件・基準があります。また、原則として、未払い・未契約の費用が対象です。
世帯人数 | 1人 | 2人 | 3人 | 4人 | 5人 |
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低所得世帯 | 191,000円 | 272,000円 | 335,000円 | 385,000円 | 425,000円 |
高齢者世帯 | 223,000円 | 402,000円 | 519,000円 | 572,000円 | 638,000円 |
福祉資金担当
電話 03-3614-3902
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今年は「本当はみんなつながりたい~コロナ禍で、私たちにできることって何だろう?~」をテーマに富山県黒部市社会福祉協議会の小柴徳明氏とすみだリバーサイドホール、区内の情報経営イノベーション専門職大学の3か所をオンラインシステムでつなぐという初めての試みでした。
今回はコロナ禍での開催となったため募集人数を制限し、約100名の皆様にご参加いただきました。
小柴氏から「頼みの綱は、地域の力」というテーマで、福祉とは「お互いさまの社会」であり、近くにいる地域の住民の力が大切である。その実現に向けて、市民皆で取り組む必要があるとの講演がありました。
その後のグループディスカッションでは、「コロナ禍で気持ちまでコロナに負けないで活動をしたい」、「仲間がいるという思いで活動ができている」と前向きな声が聞かれました。
最後に小柴氏は「助けてと言える社会だけではなく、声に出せない助けてに気付いてあげられる社会を作る必要があり、そのためには普段からのつながりが大切です」と結ばれました。
ご協力いただいた皆様、当日ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
講演の様子
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6月16日に、東京東ロータリークラブ様から『災害ボランティアセンター用テント2張』をご寄贈いただきました。
墨田区で大規模な災害が発生した場合に、墨田区と墨田区社会福祉協議会が協力して「災害ボランティアセンター」を設置し、当協議会がその運営にあたることになります。
「災害ボランティアセンター」は、被災者のニーズを把握し、全国から応援にかけつけるボランティアの受付、マッチング、送り出しなどを行います。テントは、その際に活用させていただきます。また、災害時のみでなく、毎年実施する防災訓練や屋外で実施するボランティア関連のイベントでも活用させていただきます。
東京東ロータリークラブ様には、心より感謝申し上げます。
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すみだボランティアセンターの周りにはいつも四季折々のきれいな花が咲いているのをご存知でしょうか。
毎週火曜日の午前中に花壇ボランティアの皆さんが丁寧に手入れをしてくださっています。
その中でも毎年夏になると一際目を引くのが、緑のカーテンです。
昨年は朝顔、ゴーヤ、ころたん(メロン)を植え、立派な緑のカーテンができました。
毎年、墨田区の緑のカーテンコンテストに応募し数々の賞を受賞しています。昨年は「伝説のカーテン賞」を見事受賞しました。
今は、ペチュニアが花壇を彩り、ゴーヤの黄色い花が咲いています。コスモスがかわいい芽を出し、秋にはどんな色の花が咲くのか今から楽しみです。
7月にはテレビ朝日の取材を受け、この活動がますます注目されています。
ボランティアセンターにお越しの際は、ぜひご覧になって涼を感じてください。
「伝説のカーテン賞」を受賞した作品
ペチュニアの花
コスモス
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事前に電話でお申込みください。
電話 03-5608-8102
地域福祉活動担当
電話 03-3614-3900
事前に、すみだボランティアセンターへ
電話 03-3612-2940
事前に電話でご相談、ご予約ください
電話 03-5655-2940 / FAX 03-3612-2944
お子さんと保護者がおもちゃで遊べます。
<参加ご希望のかたへ>
地域福祉活動担当
電話 03-3614-3900
みどりコミュニティセンター
電話 03-5600-5811
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当協議会に寄附していただいた物品を区内にお住まいのかたに提供します。
品目 | 内容 | 在庫数 |
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大人用紙オムツ | パンツタイプ(S)サイズ | 各数袋 |
テープタイプ(S)(L)サイズ | 各数袋 | |
尿取りパッド | 数袋 |
経営担当
電話 03-3614-3900
編集発行
社会福祉法人 墨田区社会福祉協議会
墨田区東向島2-17-14 すみだボランティアセンター内
TEL:03-3614-3900 FAX:03-3610-0294
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