令和6年度地域福祉活動セミナー　「防災と街づくり」を開催しました

　１１月１日（金）に地域福祉活動セミナーを開催しました。
墨田区社会福祉協議会（以下墨田社協）では、地域で支えあい活動を行っているかたや地域福祉活動に関心があるかた、民生委員・児童委員等を対象に、地域活動への理解を深めることを目的とした「地域福祉活動セミナー」を毎年１回開催しています。
今回は、町会の方や民生委員さん、日頃から防災に興味のある方等４２名の方にご参加いただきました。

 

　今年度は、石川県能登半島で大規模な地震が発生したことや、東京でも首都直下地震が発生する可能性が高く、地域の方の防災に対する意識はとても高まってきていること、一方で、町会加入率の低下や以前のような「地縁」が希薄になってきていることから、発災時の支え合い活動に対して不安の声もあるが、災害が起きた場合には、住民同士の助け合いが重要となってくるため、「防災と街づくり」をテーマに開催しました。

 

　今回は区内で災害が起きる前の防災意識向上や、災害時に活用できる技術の伝承を行っている、東京土建墨田支部 自主防災組織ハンマーズの鈴木様に「防災と地域づくり」についてご講義いただきました。

 

　当日は、実際に災害が発生した際にどのような行動をとれば良いのか、そのためにはどのような心構えが必要であるかをお話しいただきました。その後、グループに分かれ実際に災害が発生した際には、どのような状況になるか、どのような行動をとるかを想像し話し合ってみました。最後には、スマートフォンアプリを活用した発災時の行動を体験するゲームを体験しました。

 

　後半では、能登半島地震の発生に伴い設置された、輪島市災害ボランティアセンターの運営支援で現地に派遣された、墨田区社会福祉協議会　ボランティア担当主任　杉山より、支援報告と、災害ボランティアセンターの説明を行いました。

災害ボランティアセンターとは　

　当日ご参加いただいた方からは、「墨田区の住民として、他地域の皆様と防災に関してお話ができて勉強になりました。」「グループで考えたのは始めて。町内でこんなことがあったら。」「説明が分かりやすかった。意識の向上が大切と思いました。クイズ形式で楽しかった。」などたくさんのご感想をいただきました。

　また、「みんなでもっと話し合うことが必要であることが分かった。」「隣近所とかも話し合えると良いと感じた」といった、今後の活動に繋げたいといったご意見もいただきました。

 

　墨田社協では今後も地域のニーズに合わせたセミナーを開催していきます。