墨田区社会福祉協議会西原文隆会長と本所法人会小出誠一郎青年部会長
関東大震災からちょうど100年目となる今年、3月13日墨田区社会福祉協議会は、本所法人会青年部会と「災害時等における協力に関する協定」を締結しました。
墨田区社会福祉協議会は、墨田区で災害が発生した場合には、区の要請に基づき、災害ボランティアセンターを設置し、その運営を担うこととなります。
被災地を支援しようと全国から訪れるボランティアを受け入れ、被災者のニーズに基づいて調整し、ボランティアを派遣することにより、被災者を支援する役割があります。
一方で、大規模災害の場合には、社会福祉協議会の職員だけで対応するには困難な場合も想定されるため、他の社会福祉協議会などから応援を求めることとなりますが、交通機関の断絶などにより、被災地外からの支援が期待できないという場合も想定されています。
このため、災害ボランティアセンターの運営には、地域の方の協力をいただくことが重要となっていることから、墨田区社会福祉協議会では地域の個人・団体との協力関係の構築を模索してきました。
今回、協定を締結する公益社団法人本所法人会は、正しい税知識の普及と企業の発展を支援することを目的として、環境や福祉等、地域に密着した社会貢献活動など様々活動を行っている団体で、墨田区社会福祉協議会に対しても、毎年多額の寄附をはじめ、様々な協力をしてくださっています。
昨年10月13日に、ご自身も被災地でのボランティア活動を経験した本所法人会青年部会の小出誠一郎部会長から「地域貢献の一環として、災害時において社会福祉協議会の活動に対して協力したい。災害時の応援に関する協定を締結することも検討したい」との申し出をいただき、その後両者で協議調整を行い、このたびの協定の締結となりました。
墨田区社会福祉協議会では、こうした協定の締結により、地域の災害対応力をさらに高めることにつなげていきたいと考えています。
なお、現在、他の団体とも協定の締結に向けて、協議を行っています。
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